撮影 2012年4月24日 守谷市さくらの杜公園
 
  ヤマザクラ(山桜)   

英名:   学名: Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.)   バラ科 サクラ属

	・日本の野生の桜の代表的な種。落葉高木。
・分布:本州(福島県・新潟県以西)、四国、九州。
・花期は3月下旬から4月上旬で開花後一週間ほどで散ります。
・花びらは5枚。
・花の大きさ:直径は2.5〜3.5cm。花柄は長さ1.5cmほど
・花の咲き方:多くの場合葉芽と花が同時に展開する(開く)。
・花芽は前年枝の葉腋にでき、共通柄の上に1〜3個の花を散房状につける。
・花色:白〜淡紅白色。雄しべ多数(40本ほど)、雌しべ1本。
・がく筒は紅褐色を帯びる。
・若い葉の色は特に変異が大きく、赤紫色、褐色、黄緑色、緑色などがあり、裏面が白色を帯びる。
・葉の両面とも無毛で、裏面は白色をおびる。柄の上部表面側に1対の赤色の蜜腺がある。
・葉は互生、狭楕円形あるいは倒卵形で、長さ5〜9cm、幅3〜4cm。
・先端は尾状に伸び、基部は円形あるいはひろいくさび状で、縁には単または重鋸歯がある。
・果実は球状で、熟して黒紫色となり、直径は1cm以下。 ・果実は、核果、扁球形約0.8cm、6月頃に黒く熟し甘くて美味い。
・樹高は20〜25m程度。直径は普通50cmほど。
・細い枝を長く伸ばす。
・樹皮は褐色でときに紫色をおび、横長の目立つ皮目が多数並行にできる。

・名前の由来:山に咲く桜から。
・用途:公園樹。建材、家具の材料。樹皮は樺細工など

    *「吉野の桜」とは、本来この山桜を指すものであり、日本の象徴とされた桜でもある。
    *長寿な種であり、尾所には樹齢500年を越えるものが見られる。
    *ソメイヨシノと違い、同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがある。

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      *オオシマザクラの特徴
       ・白い花に緑色の葉がポイント。
       ・葉と花を同時に開く。やや大きめの一重の花(八重もある)。
       ・緑の葉は先が芒状に長く尖っている。
       ・無毛。
       ・香りがある。
       ・桜餅を包む皮として利用される。

      *カンザクラの特徴
       ・ガク筒が鐘形で、途中でキュッとくびれ、先は5つのガク片にわかれます。
       ・冬芽は濃い赤褐色。
       ・枝の皮目もよく目立ちます
       ・カンヒザクラと同じく下向きに咲く。
       ・花の色はカンヒザクラよりはずっと淡い。
       ・ほぼ平開にちかくなります。
       ・一重咲き。

      *ソメイヨシノの特徴
       ・オオシマザクラとエドヒガンの雑種です。
       ・淡いピンク色の花を枝いっぱいに咲かすことにあります。
       ・エドヒガンより大きい一重の花です。
       ・若枝や花の柄に毛が生えているのが見える。
       ・葉が出る前に花が開く。

      *エドヒガンの特徴
       ・筒状のガクの下が丸く膨らむのは他のサクラと異なる特徴です。
        (エドヒガンの品種であるシダレザクラも同じ特徴があります。)
       ・花はソメイヨシノより一回り小さい。
       ・花色は白から淡紅色まで変化に富む。
       ・ソメイヨシノと同じく花柄に毛がある。

      *ヤマザクラ
       ・淡いピンク色の花と赤い葉がポイント。
       ・葉と花を同時に開く。
       ・無毛。

      *オオヤマザクラ
       ・ヤマザクラ同様に若葉は赤味を帯びますが、
       ・花色が一段と濃いピンク色になる。
       ・花と葉はヤマザクラより一段と大きい。


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